Cat System 2 のバージョン3がいつの間にか公開されていた件

2014年09月29日 ― [ 日記/コンピュータ/ソフトウェア関連 ]

「公開日:2014.2.19」らしいので、本当に今更気付いたというだけのことなのですが。バージョン3になっても“Cat System 3”になるわけではないのですね(笑)

ぱっと見たところの改良点は、デバッグ系の機能がかなり強化されているということ、それとマスター作成用のバッチファイルが追加されたことでしょうか。MakeInt.exeなんかはver.2.01でも含まれていたのに、説明がなくて試行錯誤されていた方がいたような。親切でいいですね。

少し残念なのはマニュアルが同梱されずにオンラインのみになったこと。最近は「古くて実際と乖離しているマニュアルを含めるのは罪」なので常に最新版が読めるようオンラインマニュアルのみ公開、という風潮がある気がしますが、オンラインマニュアルは突然見られなくなることもあり得るので、個人的にはそのバージョンの時点でのマニュアルを同梱しておいてほしいかな、と思います。(自分で保存しておけばいいのですが)

あと、どうでもいいことですが、IE9だとダウンロードボタンが見えない(!)という。ちょっとソースを覗いてみると、CSS3のグラデーション背景+白文字になっているようです。

.TopEntryButton {
	padding: 16px 80px;
	color: #fff;
	font-size: 24px;
	
	background: -moz-linear-gradient(top center, #b5db0a 0%, #a4c412 100%);
	background: -webkit-gradient(linear, center top, center bottom, from(#b5db0a), to(#a4c412));
	background: linear-gradient(top center, #b5db0a 0%, #a4c412 100%);
	
	-moz-border-radius: 36px;
	-webkit-border-radius: 36px;
	border-radius: 36px;
}

(http://cs2.suki.jp/css/main.css より引用)

この表の示すように、きちんと3つの書式で書いてありますが、IE9はどれにもあてはまらず白背景になってしまう、ということのようです。

まあIE11にアップデートしないこっちが悪いんですがね。


FontForgeでの縦書き問題が解決

2014年01月06日 ― [ 日記/コンピュータ/ソフトウェア関連 ]

遂に FontForge で作成したフォントの縦書きがうまくいかないという問題が解決したらしい。

私も BBS にあったように FontForge の設定を弄ってIPAフォントを開き、幅を「等幅」から「任意」に変え、名前を変更して出力、NexusFont で仮インストールのような状態にして一太郎で試してみたが、縦書きでもきちんと句読点やダーシが回転された。

これは私が今までいくら試行錯誤をしても出来なかったことで、素晴らしい発見だと思う。有り難いことだ。

ただ、このフォントを ttfname3 で名称変更するとおかしくなる(これは ttfname 側の問題だろうけれど)。これではフォント名に日本語が使えない。Python で FontForge のスクリプトを書いて合成すればフォント名も自由に設定できるのかもしれないが、Windows 版でどうすればいいのやら。


Vine Linux 6.2 へのアップデート

2013年10月18日 ― [ 日記/コンピュータ/ソフトウェア関連 ]

Vine Linux 6.2 の正式版が出たのでアップデートした。

手順としては以下の通り。たぶん普段と同じように apt-get dist-upgrade をかければ済んだのだろうが、FireFox(もどき)とかのアップデートがあるぶんあまり起動してるソフトが多くないほうがいいかな、と思い(もしかするとこれは Windows 使いの感覚なのかもしれないのだけれど)、テキストモード(というのかは知らんけれどX-Windowを起動させずに)でやってみた。むしろこれは失敗だったと思う。

必要なファイルをダウンロードする

テキストモードでは自動でネットに繋がってくれたりしないのでとりあえずダウンロードだけ。110個のアップデートと3個の新規インストールだとかで500MB近くになった。

$ sudo apt-get -d dist-upgrade

テキストモードでログイン

/boot/grub/menu.lst にこんな感じのを追加しておいてから再起動。(註:これをコピペしてはいけない。環境によってswap領域は違うだろうから下手するとデータが飛ぶ…のかな。上にある Vine Linux (Current kernel) の設定をコピーして追加、名前を変えて quiet 3 をつければ良い。)起動時にこれを選ぶ。日本語表示のために fbterm と uim-fep をインストールしておく。

title Vine Linux (Current kernel) Text Mode
root (hd0,5)
kernel /boot/vmlinuz ro root=LABEL=/ resume=swap:/dev/sda7 vga=0x318 quiet 3
initrd /boot/initrd.img

アップデートをかける

fbterm を起動。root になったままになるので、su でいつものユーザーに変更。そのあとアップデートのコマンドを使えば、ダウンロードしておいたものを使ってアップデートしてくれる。

$ sudo apt-get -d dist-upgrade

しかし、ネットワークに繋がっていない環境だと、self-build パッケージ(3個くらい。メモするの忘れた。確かx264とffmpegともうひとつ)のインストールに失敗する。あとでネットワークに繋いでから apt-get reinstall を使えば恐らく問題ないが、面倒なだけ。よって、私のような初心者には、テキストモードでアップデートしようなどと思わないことを薦める。

効用

私は Let's Note CF-SX2 を使っているのだが、今までできなかったハイパネーション(Windows でいうところのスタンバイ)ができるようになった! 今まで Vine Linux を使っていて最も不便だったのがこれなので、解消されて嬉しい。

去年のコミケで頒布されてた「巫女ぐにょLinux 5.0」では普通にハイパネーションできたので、恐らくカーネルのバージョンが古かったのが原因。

Vine Linux は開発者が少ないため更新が遅いと言われているらしいが、やっぱり日本で開発されてるぶん、親切だし分かりやすい。これからも頑張って欲しいなと思う。

私としては目下のところ Vine Linux で困ることもなくなったので、いくら更新が遅かろうがこのパソコンが壊れるまでは使い続けたい。

追記

あとでみたら vlc が消えていたので再インストールしようとした。が、エラーが出る。

公式 BTS にあったようにして修正。

(http://trac.vinelinux.org/browser/people/munepi/scripts/check-self-build-packages.sh をダウンロードしてきて実行。fail となったものを一度全て remove してからインストールし直す。)

結構面倒だった。やっぱりオフラインでのアップデートはやめたほうが良い。


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